橋梁部門BRIDGE
床版防水工について
道路橋の床版は自動車荷重の繰返し載荷によりコンクリート床版面にひび割れが発生し徐々に増加していく。コンクリート床版表面に水分が存在するとひび割れの進行と劣化を促進し舗装にも悪影響を与える。さらに凍結防止剤の散布、海岸付近では水分の侵入に伴い高濃度の塩化物イオンが侵入しコンクリート床版や内部の鋼材(鉄筋)の劣化腐食を著しく促進する。
床版への雨水の流入や塩化物イオンの浸透を防止する為に床版防水を適切に行う事が必要不可欠となります。
(床版防水の種類)
加熱型塗膜防水、吹付型塗膜防水、シート防水、複合型防水
取扱商材についてPRODUCT
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プライマー(溶剤型)の標準的品質 項 目 標準値 コンクリート床版用 鋼床版用 指触乾燥時間(23℃)分 60以内 不揮発分 % 20以内 50以内 作業性 塗り作業に支障のないこと 耐水性 5日間で異常のないこと (社)日本道路協会 道路橋床版防水便覧
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塗膜系防水材(アスファルト加熱型)の標準的品質 項 目 コンクリート床版用 針入度(円錐針) ㎜ 1~5 軟化点 ℃ 80以上 引張強さ(23℃) N/㎜² 0.35以上 破断時の伸び率 % 300以上 耐アルカリ性(23℃) 異常のないこと 耐塩水性(23℃) 異常のないこと (社)日本道路協会 道路橋床版防水便覧
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シート系防水材の標準的品質 項 目 標準値 厚さ ㎜ 1.0~3.5 引張強さN/㎝ 長手方向 100以上 幅方向 最大荷重の伸び率 % 長手方向 -
(試験値を記載)幅方向 低温可とう性 長手方向 5個中
4個以上合格幅方向 項 目 標準値 吸水膨張性 % 長手方向 0.0 ± 1.0 幅方向 加熱収縮率 % 長手方向 0.0 ± 3.0 幅方向 耐アルカリ性 異常のないこと 耐塩水性 異常のないこと (社)日本道路協会 道路橋床版防水便覧
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貼付用アスファルトの標準的品質 項 目 標準値 軟化点 % 100以上 針入度(25℃) 1/10㎜ 100以上 針入度指数 5以上 蒸発質量変化率 % 1以下 引火点 ℃ 280以上 フラースぜい化点 ℃ -15以下 だれ長さ ㎜ 8以下 加熱安定性 ℃ 5以下 (社)日本道路協会 道路橋床版防水便覧
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特 徴
- 機械システムによるスプレー吹付け施工なので、突起物や出・入隅等、複雑な部位にも連続した継目のない防水膜が 形成できます。
- 10~30秒程度で指触乾燥し、数分で歩行可能な超速硬化材料です。
- 機械システムによるスプレー吹付け施工で、機械によって温度コントロールするために、夏の猛暑や厳寒の冬でも施工が可能で、一年を通じて安定した物性を持った塗膜が形成できます。
- 完全な無溶剤製品ですので、溶剤の揮発による臭気も無く、環境にも優しい製品です。